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【  2012年02月  】 

始まりのアリス(2)

始まりのアリス

2012.02.23 (Thu)

  家に帰ってもできることはなく、影山はレトルトの夕食を済ませると、ぽすんとベッドに沈みこんだ。 一人暮らしは楽な反面、時に心細い。(大丈夫だ、兄貴がいる) 不安に飲み込まれそうな自分にそう言い聞かせ、腕で顔を覆い目を閉じた。昼間あれほど眠ったのに、ベッドに入った途端睡魔が襲ってくる。 間もなく、教室で見た時と同じ奇妙な光景が、眠る影山の頭の中に広がった。前回よりもはるかに鮮明で、草の匂いが香る草原...全文を読む

始まりのアリス(1)

始まりのアリス

2012.02.18 (Sat)

 1.始まりの目覚め 眠気を誘う木漏れ日が、教室の窓から差し込む昼下がり。 大学受験を控え、他の生徒たちは必死にノートを取っているが、もとよりうわの空の影山は、硬い無機質の机に片腕で頬杖をついてまどろみに落ちる。 教壇に立つ若い担任教師の、仮定法過去完了を説明する声は、もう耳に届いていない。 陽光の為か、今はもう完全に閉じきった瞼の奥に映る色は、黒ではなく白。 形のない、真っ白な世界。そこに、突然何...全文を読む

学園迷走サバイバル(2)

学園迷走サバイバル

2012.02.16 (Thu)

  普段学校の行き帰りは矢車さんが護衛してくれるが、今日は学校に用事があるから、とひとりで帰るように言われ、それを待ち構えていたかのように、あいつら狩人が襲ってきた。 同じ学校の奴なら、ボディガードがいないと分かっていたわけだし、機を狙ったのも当然か。「ま、ここまで逃げおおせたのは、褒めてやるよ」 矢車さんはバイクに乗ると、メットを俺に放ってよこした。乗れ、と首をくいと後ろに動かす。「いつ、俺のこと...全文を読む

学園迷走サバイバル(1)

学園迷走サバイバル

2012.02.14 (Tue)

  強い者だけが生き残る、いわゆる、弱肉強食の世界。 眉をひそめる人も多いけど、全体の発展という観点でみると、実は一番合理的。優秀種だけの世界ができあがるから。 腕力、知力、etc.、何か優れた能力を持っていれば、生き延びられる。 反面、俺のように何も力のない者は、非常に大変――どころでなく、文字通り、サバイバルだった。「……あー、もう、まだ追ってくるし!」 狭い路地裏に追い込まれた俺は、必死に逃げ場を探す...全文を読む

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