兄弟のつぶやき

終わりなき地獄

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兄のつぶやき


なんだか時が早く過ぎた気がする。
まだあれから1週間だと思ったが、もう1年経っていたのか。

ワームも倒され平和ムードの中、クリスマスイブに散った剣のことは思い出されていたが、俺たち兄弟のことは・・・。
めったに見ない風間まで顔見せしていたというのに。

ああ、主要人物の誰にも知られずにフェードアウトしたせいか、完全に忘れ去られている。
どうせ俺なんて・・・。

いつまでこの地獄を這いずり回ればいいんだ。
いっそ、海原雄山のもとで板前でもやって・・・って、それは違う番組だ。
いや。冗談ではなく、俺の料理の腕を活かせば料理人として再就職も可能だ。

だがしかし、俺はホッパーとして重い十字架を背負っている。
俺が足を踏み入れた地獄は、そう簡単に抜け出せるもんじゃない。

そんな俺にバイトに精を出す相棒が言った。
「いいんじゃね? どうせ番組終わったんだし」
勤労青年と化した相棒の笑顔がまぶしい。

身も蓋もないその台詞に、俺は言いようのない疲労感を感じて目の前が真っ暗になった。
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