兄弟のつぶやき

おんだんか

 ←「電王」第5話 →想が瞬を駆け抜けて(7)
弟のつぶやき


随分と気候がよくなってきた。
春よ、来い!
宿無しの俺たちが待ち望んでた季節だ。花粉症は辛いけど、寒くて震えているよりはよっぽどいい。

「もっとあったかくなるといいね、兄貴」
それはなにげなく言った言葉だったけど、兄貴は眉をひそめた。
どうしたのかなと思ってると、兄貴がポツリと言った。

「キリバス共和国やバングラデシュが心配だ」

・・・・・・はい?

「地球の温暖化だ。温暖化が進むと、陸地が水没してしまう危険がある」


そう言って兄貴はハァーと、いつもの深い深いため息をついた。

温暖化は分かるよ。
人間として確かに心配だよね。ヤサぐれてても、さすがは兄貴だ。

でも、なんで突然キリバス? なんでバングラデシュ?
兄貴はなにか、特別な思い入れでもあるんだろうか。
『ウルルン』見てた?

まあ、いいや。
この寒さから解放されるなら、俺はおおいに地球の温暖化を進めたいぐらいさ。
陸地が水没するより、俺たちが凍死するほうが嫌だもん。

でも兄貴がそんなに心配するなら、俺も地球の温暖化とやらに関心を持ってみようかな。
とにかく、も少し暖かくなったらね。うん。

春よ、来い!
関連記事



【「電王」第5話】へ  【想が瞬を駆け抜けて(7)】へ

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

キリバス[世界の旅]

キリバスキリバス共和国(キリバスきょうわこく)、通称キリバスは、太平洋上に位置するギルバート諸島、フェニックス諸島、そしてライン諸島の一部等を領土とする国家である。キリバスは33の環礁からなり、それらは赤道付近に3800km²にも渡って散らばっている。.wikil
  • 【「電王」第5話】へ
  • 【想が瞬を駆け抜けて(7)】へ